【前編】読書好きと読書嫌い、両方と話して気づいた8つの違い

f:id:shinkyushi:20170622184835j:plain

 

あなたは「本を読んだ方がいいのはわかってるけど、なかな続かないんだよね~」と思っていませんか?

 

最近、僕の周りの読書好き、読書嫌いと話していて気づいたことがありました。

 

それは「読書嫌いは、読書のハードルを上げすぎている」ということです。

 

ちなみに僕は、月に10冊ほど本を読んでいます。

 

この数を多いとも少ないとも思っていなかったのですが、文化庁の調査によると1ヶ月に1冊も本を読まない人は47.5%、7冊以上読む人が3.6%だそうです。

 

www.sankei.com

つまり1ヶ月で見ると二人に一人は1冊も本を読まず、7冊以上読む人は百人中三、四人しかいない。

どうも僕は百人中三、四人の方に入っているようです。

 

で、僕の周りの読書好きたちは、読書のハードルがとても低い。

 

  • 興味のある本はとりあえず手にとってみる。
  • 色々なジャンルの本を読む
  • 最初から順番に読まない
  • 最後まで読まない
  • 最後まで読めなくても気にしない
  • 面白くなかった本に費やした時間を無駄と思っていない
  • 読書すること自体が目的なので、何も得られなくても気にしない
  • 読書=偉いと思っていない

 

読書嫌いは、この逆です。

 

  • 本を手にとるまでに考えすぎる
  • 特定のジャンルしか読まない
  • 本は1ページ目から読むものだと思っている
  • 一度読み始めたら、最後まで読まなければならないと思っている
  • 最後まで読めなかったことを悔やむ
  • ハズレの本を引いた時に「時間を無駄にした」と思う
  • 読書は手段なので、得るものがないと損した気分になる
  • 読書は特別な行為だと思っている

 

読書好きは、ネットサーフィンをするくらいの気軽さで本を読んでいます。

 

読書嫌いからすれば「よくそんな事できるな」と思うかもしれませんが、そんな人でも毎日スマホまとめサイトを見たり、ブログを読んだりしているはず。

文章を読むのが特別苦手、ということはないでしょう。

 

にも関わらず、読書になると急にハードルが上がるのはなぜか?

 

これは学校の国語教育が原因だと考えられます。

 

国語の授業では、文章を音読して、作者の意図を考えて…と退屈な作業を延々と繰り返します。

また本の構成は、順番に、かつ全部読まないと理解できないようになっているものも多い。

 

これでは、本を読むのが嫌いになってもしかたないありません。

大人になったあなたが読書嫌いなのは適性がなかったからではなく、退屈な作業を延々と強いられていたせいかもしれません。

本当は面白いことでも、それを作業として強いられたら誰だって嫌になりますよね。

 

 でもこの記事を読むあなたなら、本当は本をもっと読めたら、読書嫌いを克服できたら、と思っているはず。

 

ならば「並行読書」をオススメします。

 

「並行読書」とは、複数の本を同時並行で読む方法です。

 

なお同じジャンルの本を10~20冊用意して一気に読み、知識を網羅する読書法を「パラレル(並行)読書」と呼ぶこともあるそうですが、僕が紹介するのはこの方法ではありません。

 

目的は、とにかく読書という行為のハードルを下げること。これに尽きます。

 

世の中に読書法は数あれど、結構マッチョ思考の方法が多いように思います。

速読とか、チャレンジシートを作るとか。ある程度の体力がなければ続きません。

 

読書のハードルが下がれば自然と継続できますし、継続できればさらに読書のハードルが下がってより読める。その最初の一歩をどう踏み出すか、が大切です。

 

やりがちな失敗が「さぁ読むぞ!」と意気込んで今まで読んだこともないような分厚い本を用意し、結局読み切れないパターン。

 

もしあなたの友人が突然「今度エベレストの無酸素登頂をやってみようと思う」と言い出したら、「いや、それはいきなり過ぎないか」と思うでしょう。

 

逆に、スニーカーでも登れる簡単な山ばかり登っている人が「登山のことはだいたいわかった」と言っていたら「いやナメてんじゃねーよ」とツッコミたくなります。

 

その中間を埋めるように、徐々に負荷を上げていけるトレーニング方法が「並行読書」なのです。

 

次回はその具体的な方法を説明します。

 

shinkyushi.hatenablog.com